AICブログ

公認サークル「Ange Illustration Circle」のブログ

アンジュ・ヴィエルジュの大会レポートや今日のカード考察、サークルメンバーの描いたイラストなどを記事にしていきます。

【アニメ】「アンジュ・ヴィエルジュ」感想&考察 第8話「愛しさの理由」

アニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」第8話の感想・考察です(・∀・)ノ
記事担当:KT

※注意※
当ブログはアンジュ・ヴィエルジュ公認サークルのブログですが、
アンジュをヨイショしたりはしません。
多分に偏見のある一個人が感想を述べているに過ぎないことを承知の上、閲覧下さい。
また、新規向けではなく既存プレイヤー向けの記事になっています。

感想考察記事
第7話「本当のともだち」←前   次→第9話「誰よりも速く」

第8話「愛しさの理由」

脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
高山カツヒコ あきとし 川西泰二 大庭小枝
紺之さとひ
Han scung hui
Ahn hyou jcong
原友樹

●忙しい人向けの3行解説
1.風呂シーン続投(2分58秒)
2.セニア「助けて」 ステラ「来たよ」 セニア「嘘ぴょーんwwww」
3.あなたと合体したい

振り返り&ツッコミ

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ステラ「コードΩ77ステラ、起動」
天音「ごーめん、起こしちゃったかなぁ?」
製造後、ステラを初起動させたのは天音だった
天音「私がスイッチを入れてステラが生まれたなら、私がママってことかも!」
ステラ「……ママ」
天音「はーい!」

白の世界にママ言うキャラ多すぎませんかね。
工場出荷状態のステラはトイ・ストーリーのワンシーンを思い出す(玩具屋に陳列された大量のバズ)。
実際に可動式フィギュア買ったことある人なら分かると思うけど、プラスチック容器の「ツメ」の部分とか再現が細かい(笑

初起動が青蘭島なら、ステラの生まれ故郷は青の世界ということにならないか?
てっきり白の世界で育ったPGだと思っていたからビックリ。
アルマリアやエルエルは自分の故郷について色々語るけど、ステラはただ自分の脳内領域にデータとしてある「白の世界」についてしか知らない可能性が。

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♪~ポンポコポンポンポンポコポンポン~♪
カレン(ナレ)「この宇宙には5つの世界があった」

西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に直面していた。
核兵器をはるかに超える超磁力兵器によって、世界の半分を一瞬にして消滅させてしまった。
地球は大地殻変動に襲われ、地軸はねじ曲がり、五つの大陸はことごとく引き裂かれ、海に沈んでしまった。
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www.nicovideo.jp

未来少年コナン:1分20秒
そこそこ長いの思い出した。

♪~テテテ テテテ テテテ トテテテーン~♪
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アゲハ「よし、今日の訓練は……"休み"だ!」
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アゲハ「戦士にも休息は必要だ。疲れた身体では、十分な戦果を挙げることができない。一瞬たりとも気の抜けない戦場で、いかに効率よく休息を取るかが問題だ。銃声と爆音が鳴り響き、眠ることのできない緊張の中で――」
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マユカ「( ˘ω˘)スヤァ」
アゲハ「って、寝るなぁ!!」
マユカ「だって休む訓練だって言うからぁ」

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マユカ「お姉ちゃん、私いつもの枕が無いと眠れないの」
マユカ「私……腕枕がいいな♡」
アゲハ「まったく、お前って奴は」

マユカ「いつも抱いてるぬいぐるみがないと眠れないの」
アゲハ「お姉ちゃん、代わりに抱いてもいい?」
アゲハ「! ……ちょ、ちょっとだけだぞぉ」

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レズぅ。
吉岡さんが大好きそうな展開ですなぁ※マユカ、アゲハのキャラデザの人
そして唐突にぶち込まれる硫黄島パロディ。
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枕といえば、みなさんの枕は固めですか?柔らかめですか?
普通のやつ以外にもビーズや低反発が好きって人もいますよね。
ちなみにKTは枕なくても寝れる派です(どうでもいい情報を小出しにしていくスタイル

ミハイル「水晶に入射したエネルギーが向きを変えて射出する次元断層、まるでクラインの壺だな」
クララ「クラインの壺って何ですか?」
ミハイル「メビウスの輪を筒状にしたようなものだ」
クララ「メビウスの輪って何ですか?」
ミハイル「クラインの壺を帯状にしたようなものだ」
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クララ「ぜんぜんわかんないです」
ミハイル「私も、クララに分かるように説明する方法が分からん」

クラインの壺
境界も表裏の区別も持たない曲面の一種で、3次元で表現することは不可能。
つまりどういうことかすごーく端的に説明すると、
1.トイレットペーパーの芯があります
2.横向きに置き、芯の片方の穴からビー玉を転がし入れます
3.通常であればビー玉はもう一方の穴から出てくるわけだが
4.いつの間にかビー玉が芯の上(穴の外側)を伝って戻ってきました
5.これがクラインの壺です
まさにポルナレフ状態ですが、つまりは表や裏の概念がない筒ということ(「壺」というのは、この筒を3次元で理解しやすくするために実物化させた時の形から)
詳しく知りたい人は位相幾何学と向き付け可能性について学ぼう。

メビウスの輪メビウスの帯
クラインの壺同様、表裏の区別を付けられない図形。こちらは3次元で表現可。
通常、帯状の物体は表裏がある。
ハチマキを例に出すと、
「必勝」と文字を書く面が表
額に接触する面が裏
と考えられる。
このハチマキを180°ひねった状態で両端をくっつけたのがメビウスの輪
この場合、ひねってあるので表裏の区別はつかない。
ウルトラマンメビウスのオープニングなど、色々な作品で見かける「∞」の図形がそれ。

なぜ物語上そこまで重要そうでもないウロボロスの結晶についてこんなややこしい例え方をしたのか不明だが、ミハイルのミハはミーハーのミハなのかな?(煽り

ちなみに数学系で好きな漫画は「寿司-虚空編-」です。

結晶内に閉じ込められている天音の様子を見に来たステラと紗夜
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ステラ「自分は天音を利用したい、天音も自分を利用していた」
紗夜「ステラ?」
ステラ「お互いの役に立つツール、だから必要」
紗夜「ステラは天音のこと、そんな風に思っていたの?」
ステラ「天音も同じように思っている」
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ステラ「最初は違った。天音は自分と一緒にいてくれた。自分は天音が大切だった、天音も自分を大切にしてくれた」
ステラ「でも、それは勘違いだった」
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天音「言うこと聞かないステラは、嫌いだから!」
ステラ「その声が、メモリーに焼き付いている」
ステラ「今の自分が大切なのは、スピードだけ」

どうせ来週には回収される伏線。
というかよくこんなガバガバな信頼関係でリンクできたね君たち。
コミックだと結構、αドライバーとのリンクって割とシビアに描かれてるんだけど。
結局、ステラが速さを求めているのは天音がスイッチオンした瞬間からなのか、何かキッカケがあったのか判明してないので、気になる要素の一つですね。

セニアからSOSをキャッチしたステラ
紗夜たち一行は白の世界へ急行
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エルエル「わぁ、ここって全部機械でできてるの?」
ステラ「ある意味正解、だけど不正解」
ステラ「ここは電子の世界。機械も人も、全てはデータとプログラム」
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エルエル「それってどういうこと?」
ステラ「物理法則をシミュレートした電脳空間に、データ化された人格プログラムとして存在している」
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エルエル「それってどういうこと?」
ステラ「白の世界水晶によって創られた、仮想空間」
紗夜「つまり私たちは、巨大なコンピュータの中に入っているようなものってことね」
エルエル「こんぴゅーたって何?」
紗夜「えっそこから!?」
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アルマリア「あなた、コンピュータも知らないの?」
エルエル「アルマちゃんは知ってるの?」
アルマリア「知ってるわけないでしょ」
ナイア「説明、面倒臭そうだな」

ユフィのアウロラへの呼び捨てが違和感しかない。
白の世界へ到着した際の一連のカットではエルエルやアルマリアがかわいい。

魔法や錬金術って、便利ではあっても効率化したらロマンが消えると思うんですよね。
そういう点では、黒の世界の住人が白や青の世界のテクノロジーを目の当たりにした時、自分たちの魔法と比べてどのように感じるのか非常に興味深いです。

白の世界の設定(とヴィジュアル)については、原作から大きく改変しましたねー
これについては記事下部で詳しく考察。

セニア「聞こえますか……ステラよ……セニアです……今あなたの脳内に直接呼びかけています……」
セニア「助けて……」
ステラ「セニアの声が聞こえる」
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今週、要所要所で作画いい!嬉しい!
特にステラが建物内を進むカットは圧巻でした。

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ステラ「カレン……!」
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闇堕ち衣装にフォームチェンジするカレン
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機械触手の攻撃を避けるステラ
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カレンの蹴り技をギリギリでいなしつつ、セニアの元へと向かうステラ
ステラ「セニア、助けに来た」
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セニア「助けるって、何からでしょう?」
ステラ「闇堕ち!?」
セニア「ステラも私たちと一緒になりましょう」

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合体するカレンとセニア
オメガモン「これが、究極の愛の形」

テントモン「あれはただの合体」

うーん、合体て……うーん。
アンジュってキャラゲーなわけで、カレン、セニア両者に固定ファンがいるわけで、それを"合体"という体で舞台から降ろして全く異なるカレンでもセニアでもないキャラクターを造り出したっていうのは……うーん、と唸る。
ヴィジュアル的にはカレンがセニアの服装をちょいパクっただけでセニア成分消えたし、カレンはパッシブ全開で従来のおしとやかさが無くなって、なんだか納得できないですねぇ^^;
セニアとカレンの衣装からそれぞれ作画が面倒なパーツを取り除いて作画節約したようにしか感じられない。
セニアをグリグリ動かすのは難しいだろうけど、だからこそそういう戦闘シーンを見たい欲もあったわけで……
まぁカレンファンとセニアファンが納得してるならそれでいいと思うけど()

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ステラ「そんなの、おかしい」
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カレンセニア「究極の絆、究極の幸せに。さぁあなたもいらっしゃい」

(さすが究極体は言うこと違うぜ)
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セニアのエクシードを使う合体カレン
カレンセニア「ウルム・エクス・マキナ――亜空間転移型次元連結砲でございます」
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ステラ「うぅ……!」

触手に絡まれて3カット&パンするアルマリア
触手に絡まれるステラ
触手に背後から叩きつけられる紗夜

紗夜ェ……

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カレンセニア「絆を持たないあなたが、わたくしたち二人に勝てるとでも?」
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   ←ステラと紗夜
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カレンセニア「やっと追いついたでございますか。でも、もう手遅れ」
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カレンセニア「セニアと融合して、ウィルスプログラムを構築しているでございます」
紗夜「それって……!」
カレンセニア「世界水晶のシールドを破るウィルス。完成まであと少し」

先に合体しとけよ定期。
わざわざステラが来てからまったりウィルス作り始めるなんて、なんて優しいんだカレン。
ガトリング・オーガが効果コスト払ったタイミングではなく効果発動前にヴェーラー打つ遊星さん並に優しいゾ。

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紗夜ナイアエルエルのシールドの背後に回り込んで吹き込む爆風を防ぐゴリラアルマリア

デジャヴだな?
なに、アルマリアは背後でマッスルする役割でもあるの?

エルエル「(カレンが)いないよ!」
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ステラ「究極の……絆……」
ソレゾレガヨービアッテーメーザメダスー

Cパート
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アゲハ「はっ!?」
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マユカ「あら、もう起きたの? おはよっお姉ちゃん♡」
アゲハ「はあああああああああ♡♡♡」

初期は美海ソフィーナアウロラセニアで
並貧巨貧
だったのに、LINKsになってから美海ソフィーナまで成長して
巨並貧巨巨
になったのは一部のヒンヌー教の人たちからすれば悲しい事件だったね……って感じだよね(何が誰がとは言わない

エンディング
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一原:5人+5人
二原:6人+2人
合計:11人+7人

感想・考察

感想
風呂シーン

1話 12分
2話 2分20秒
3話 2分20秒
4話 49秒
5話 4分8秒
6話 2分27秒
7話 3分37秒
8話 2分58秒

累計30分
ついに30分の大台に。

黒→キス後バトル
赤→和解
白→合体
と、一応各世界ごとに目新しい要素を入れてはいるんだけども、いかんせん流れと終末は全く一緒なのでまだまだ予想を超えるような展開はないですね。
ステラは結構ドライな性格だと思ってましたが、「嫌い」の一言でヒスっちゃうガラスハートでしたな。

考察
●白の世界について
TCG公式HPには、

未来SFのような世界。科学が発展した高度な文明を持ち、教育水準が極めて高い。
住人はコロニーで暮らしているが、その外側を誰も知らない。
世界を統治しているシステム・EGMAが分析し、それを元に人口生命体・アンドロイド・機械兵器が開発された。
水晶はEGMAが管理・計測している。

とある。
箱庭状態で暮らしているのは察しが付くが、仮想空間とは明言されていない。
EGMAの役割も世界水晶の管理に留まっていて、白の世界の創造主のような扱いではない。

一方、アニメでは実体の無い電脳空間だとステラが説明している。
ヴィジュアルも原作とは打って変わって、まるで基盤に点在する集積回路のようにエリア毎に大胆な区画分けがされている。
このアニメ版の設定だと、白の世界だけかなりややこしくなる。
白の世界のプログレスは実体が無い。しかし、青の世界では実体を持つアンドロイドとして存在している。
では、この身体は誰が用意したのか?
機械やアンドロイドに限らず、ミハイルのような人間も電脳空間に存在するプログラムなのだとしたら、どうやって青の世界の地を踏む実体を得たのだろうか。
ご都合主義的に、白の世界から出た瞬間に実体を得るのか。
それとも、青の世界の誰かが一人一人"外見"を用意したのか。
後者の場合はステラやシノンを代表とする「ユニット性能がエクシード」のプログレスの場合に技術レベルに矛盾が生じるのでないとは思うが……
ヴェノムも自分の意思で実体化できるっぽいし、やはり白の世界関係の設定は考えるだけドツボにはまるばかりかもしれない。

ということで、次回は
天音「ステラなんて嫌い!」
の真相が解き明かされるでしょう。お楽しみに。

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