【アニメ】「アンジュ・ヴィエルジュ」感想&考察 第10話「零れた想い」
アニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」第10話の感想・考察です(・∀・)ノ
記事担当:KT
※注意※
当ブログはアンジュ・ヴィエルジュ公認サークルのブログですが、
アンジュをヨイショしたりはしません。
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また、新規向けではなく既存プレイヤー向けの記事になっています。
感想考察記事
第9話「誰よりも速く」←前 次→第11話「残された可能性」
第10話「零れた想い」
脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|
高山カツヒコ | 矢花馨 田村正文 |
矢花馨 | 飯泉俊臣 吉田肇 千葉孝幸 小川浩司 KWON YONG SANG |
滝本祥子 |
●忙しい人向けの3行解説
1.風呂シーン続投(4分15秒)
2.緑の世界編のみ1話だけ
3.アヴェンジェリア、モブサイコ説
振り返り&ツッコミ
ナイアが初めて青の世界に来た日のシーン
天音「これ、教えて♪」
ナイア「戦闘シミュレータ……?」
天音「ここからの作戦、どうしたらいいかな?」
ナイア「Aユニットのライフがほとんど無いな……だったら、囮に使ってBとCで挟撃するのが得策だな」
シミュレータ上でAを逃がす天音
ナイア「おい、Aを逃がすのか?」
天音「うん、犠牲は出したくないから」
ナイア「αフィールドがあるから大丈夫だろ」
天音「でも痛いでしょ。えいっ」
ナイア「! ……Bを囮にしてAを逃がすのか」
天音「AとCを組ませてBと挟撃の方が確実かなって」
ナイア「へぇ、考えてるねぇ」
なんで軍人の意見を初回からバッサリ切り捨てるんだよ()
自分なりに案を弄れるのはもっと経験積んでからだ半人前め。
ナイアの案は、ライフの少ないAを囮にしてBとCで挟撃(挟み撃ち)
天音の案は、Bが囮役になりつつ、AとCで挟撃
ナイアの「Aを囮にする」発言とαフィールドの性質から推測するに、Aはライフが少なくても機動力が極端に落ちているわけではないようだ(仮に落ちてるとしたら囮にすらならない)
なので、少し特殊だが格ゲーよろしくHPが少ないけどバリバリ動ける状態を想像すると考えやすい。
ナイアの案の場合は、Aは挟撃に参加しないため逃げることに集中し、BとCは攻撃に集中できる。
天音の案の場合は、「Aを逃がす」と言っているので、Bの囮役の務め方は「逃げて追わせる」ではなく「その場で挑発する」ということになる。
そして、敵から「逃げている」Aと、Cとが1チームになり、囮役のBと挟撃するのだという。
図として表すと、
●→ [A][B][C]
↓
[B]挑発 ←● [C] [A]→逃走
↓
[B]→●←[C][A] 挟撃!
上記のようになる。
意味不明だ。
・囮役で攻撃を避けつつ、そのまま挟撃側に移らなければならないBの負担過多
・Bに攻撃が行って、Aが逃げている間にCの役割が無い(Aを流れ弾から守るなら別)
・一旦は敵から逃げたAが再び敵の方へ向かう意味不明な動き
などなど、ツッコミどころ満載である。
ちなみにナイアの案を図にすると、
●→ [A][B][C]
↓
[B][C] ●→ [A]→逃走
↓
[B]↓
● [A]→
[C]↑
となる。
攻撃対象がAになっているため、BとCは安全に挟撃に集中できる。
このシミュレートではABCの3人が全員UCである。
天音の案は、BがUCクラス以上に強く囮と挟撃を一手に引き受けられる実力の持ち主だった場合のみ有効な作戦だ。
♪~ポンポコポンポンポンポコポンポン~♪
ナイア&アインス(ナレ)「この宇宙には5つの世界があった」
以下略
これから30分、あなたの目はあなたの体を離れ、この不思議な時間の中に入っていくのです。
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ウルトラQ:8秒
白の世界を救い、束の間のバスタイム
紗夜「……何、ステラ?」
ステラ「……特等席」
ステラをも攻略した紗夜ネキマジパネェ
その後は姑の如く現れるアルマリア、エルエルをことごとく「おばさん」呼ばわりするステラ
日本語に関してはやたら脆弱性が認められる白のアンドロイドたち
フォレオ「エリーゼおばさま!」
エリーゼ「お、おばさま!?」
実はKTはファイアーエムブレムifの対人ガチブログも運営してます(ダイレクトマーケティング
結晶に封印された天音の前に来たナイアと紗夜
紗夜「ナイアは緑の世界の出身よね」
ナイア「あたしはそこで特殊部隊の指揮官をやっていた」
紗夜「どうして青蘭島に?」
ナイア「ちょっとポカしてさ。部隊に新人が配属されてね、あたしは彼女を見捨てたんだ」
紗夜「え?」
ナイア「あたしたちは、敵の捕虜になった要人の奪還作戦を命じられたんだ。しかし罠だった。攻撃を受け、彼女との連絡も途絶えた。彼女を置いて逃げたのさ。……命令だった」
ナイア「仲間を作るからいざという時辛くなる。命令に従うから辛いこともしなければならない」
ナイア「バレてたんだろうなぁ。天音は分かってたんだ、私のこと」
紗夜「ナイア……」
紗夜、アルマリア、エルエル、ステラの4人が大切なものを失ったり先輩に諭されてようやく自分の未熟な面に気付いたのに対して、ナイアは初の助言無しで気付くパターン。
さすがナイア姐だぜ!
3話の放送を観た時に「ナイアは平常心乱すくらいのトラウマあんのかなー」とか思ってましたが、予想以上にメンタルの強い人間だった。
ちなみに、アニメを見ていて「なぜ青蘭島本部は司令部に軍人である緑のプログレスを配属しないの?」と思った人もいるだろう。
実は、原作(TCG)では「グリューネシルト侵攻」「ブルーフォール作戦」というストーリーがあり、既に緑の世界は二度に渡って青の世界水晶を狙った過去がある。
そんな信用ならない世界の住人に、自国の軍事を任せるわけないというわけだ。
そもそも、司令部に青の世界のプログレスがいない時点で色々おかしいがそこはご愛嬌。
ナイア「あたしもこのままじゃ駄目なんだろうなって気付かされたんだよ、天音に」
ナイア「……さてと、行くか」
紗夜「どこへ行くの?」
ナイア「あたしの生まれ故郷」
紗夜「でも独りじゃあ……!」
ナイア「皆にはナイショにしてくれ。なに、すぐに終わるさ」
単身で緑の世界へ乗り込むナイア
紗夜のたらしキャラが公認になった瞬間である。
そして唐突にかかる専用BGM。カッコイイ!
ナイア「待たせたな、アインス」
アインス「待ちくたびれたよ、ナイア」
ナイア「――グリューネシルト最強の強化人間"エクスペンド"。任務遂行のためには殺戮も厭わない。……今回は世界の崩壊すらも辞さないってか?」
ナイア「しかし随分と、派手なお出迎えだねぇ」
アインスの闇堕ち衣装はまさかの白。
リーリヤがいるとはいえ、やはり闇堕ち衣装は赤か黒基調がよかったなぁ。
いっそソフィーナの服を白にすればよかったのに。
画面が暗い時に限って衣装が暗っぽいやつで、真昼間に戦う時は白って、もうちょいどーにかならなかったですかね。
回想シーン
アインス「新しく配属されました、アインスです!」
ナイア率いるサナギ姉妹の部隊に所属されたアインス
アインス「強化人間"エクスペンド"実験第一号、強化人間です」
マユカ「強化人間?」
アゲハ「人工的に造られたプログレスというのは本当か?」
アインス「その通りです。――ミリアルディア!!」
現れる5本のミリアルディア
マユカ「わぁ、もっと出して!」
アインス「申し訳ありません、今はこれが限界です……」
ナイア「なに、例えナイフ1本でも敵は制圧できる。大切なのは使い方だ」
アゲハ「それを私たちが叩き込む!甘くはないぞ」
アインス「イエスマム!」
新人よ、配属された最初の自己紹介くらいはフルネーム言おうな。
というか、世のアインスファンは、このアインスについてどう思ってるんでしょうか。
既存のファンが好きなアインスは二通りあると思いますが、
・感情が無く、生死の概念が理解できない動く人形のようなアインス
・ドーナツが好きなアインス(あとユニ弄り
アニメが始まった直後から一部からは「アインスのキャラ違くない?」という声が上がっていました。
それが今回、「生まれたばかり」のアインスにあるにも関わらず初っ端からとびっきりの笑顔でハキハキと自己紹介するという、完全なる誰だお前状態。
これはミリアルディアの未熟さからみて、TCG6章でのアインスよりも更に前の時系列と考えることができますね。
つまりは、
アニメ初期時系列→TCG6章→TCG9章→アニメ後期時系列
ということかな?
TCG版では「最初から人の心が分からない」というようには明記されておらず、むしろ「彼女には人の心が分からない。それは最初からか、それとも…。」というフレーバーがあるくらいなので、アインスも生まれたての頃は純粋な少女だったと推測できる。
もっとも、「それも含めてアインス好きだぁ!!」となるか「やっぱ初期(TCG6章)のイメージが良かったなぁ」と思うかはアインスファンそれぞれだろう。
どちらにせよ、アニメでは完全に丸くなった状態でのアインスしか描写されていないため、殺戮マシーンとしてのアインスを観たかった勢はやや物足りなさを感じたかもしれない。
ターゲットの救出には成功したが、アインスを置き去りに撤退したナイア部隊
アインス「瀕死の重傷で発見された私は更に強化手術を受け、再生した。そして、強くなった」
ナイア「ついでに性格まで変わっちまった」
アインス「心が自由になっただけ♪」
アインス「青蘭島に強襲部隊を送った。本気出さないとナイアの友達壊れちゃうよ?」
ナイア「チィ……」
青蘭学園の風呂に直接乗り込んできたサナギ姉妹
アゲハ「プログレス発見!これより排除する!」
マユカ「指示があるまで待機じゃなかった?」
アゲハ「よくやったマユカ少尉。あとでご褒美をやろう」
マユカ「うん、楽しみ♪」
なんだかんだネタ要員でも戦闘は割としっかりこなすサナギ姉妹。
マユカのグリム・フォーゲルは、「剣にも銃にもなる」という設定に対してやや描写が弱い気が。
銃→剣の持ち替え(変形)くらいはシーンがあってもよかったなぁ、と。
アウロラやユーフィリアなどの司令部は助けに来ることはナシ。
ウロボロスはレーダーで感知できても、プログレスは感知できないのかな?
仮にそうだとしても緑の世界から高速で降下してくるプログレスに対してなんのセキュリティも発動しないのはどーよ。
アインスの攻撃を防ぐナイア
ナイア「あたしの玩具もイケてるだろ?」
アヴェンジェリアに数値が表示され、その数値は攻撃を吸収する度に減っていく
ナイア「もう止めろ。あたしに本気を出させないでくれ」
アインス「……本気出してくれるの?」
ダメージを受けてアヴェンジェリアが変色し、数値が0に
ナイア「あーあ、知ーらね」
強力な衝撃波を発生させるアヴェンジェリア
その衝撃波は、青の世界まで届いた
二人「あぁ~~~!!」
エルエル「ナニガオキタノ?」
ステラ「衝撃波を確認。……緑の世界から」
アインス「これがナイアの、本気?」
ナイア「なわけないだろ。……本気の半分だ」
ソレゾレガヨービアッテーメーザメダスー
さすがナイア姐さん!
他の連中がgdgdと2週間かかってることを1週でやってのける!
そこにしびれる!あこがれるぅ!
アヴェンジェリアで吸収したダメージはどうするのかと思ってたけど、やっぱ反射するんスね。
一回一回ボロボロになって反射して修復して、結構メンドーな武器だなぁ。
ナイアが「本気の半分」と言ったのは、アヴェンジェリアが片手だけだからでしょうか。
エンディング
一原:21人+α
二原:4人+α
原画の人数は結構多いですね。
感想・考察
感想
内容が濃いわけではなかったけど、そのおかげでサクサク展開だった。
ナイアの過去については、まぁートラウマといえばそれしかないよね(察し
なんだかんだ苦戦してる雰囲気も感じられず、相変わらずナイア姐さんちょーつえーって感じです。
というかアヴェンジェリア強すぎな。
風呂シーン
1話 | 12分 |
2話 | 2分20秒 |
3話 | 2分20秒 |
4話 | 49秒 |
5話 | 4分8秒 |
6話 | 2分27秒 |
7話 | 3分37秒 |
8話 | 2分58秒 |
9話 | 2分 |
10話 | 4分15秒 |
累計36分15秒
今回は風呂での戦闘シーンもあったので、割と時間稼ぎましたね。
考察
回想シーンでも触れられていた通り、アインスの経歴は
生まれる。訓練などで始末書を量産する日々(TCG11章Lv1)
↓
部隊配属純粋で明るい少女。ミリアルディアはまだ非力(アニメ回想)
↓
任務で致命傷。緑の世界の研究者に拾われて再度改造手術。心を無くしたような性格になるが、ミリアルディアは強力に(アニメ回想)
↓
人の心や生死の概念が分からない殺戮マシーンに(TCG6章)
↓
ドーナツの味を知る(TCG7章)
↓
青蘭学園での生活を通じて、徐々に生物への理解を示す(TCG9章)
↓
口数が多くなり、積極的にコミュニケーションを取るレベルにまで復活(アニメ)
ということだろう。
さてさて、ラスト1話のみウロボロス(&葵)との最終決戦とか思いきや、なんと2話分余った。
これはマジで最終回のAパートでウロボロス倒して、Bパート丸々風呂という予想が現実味を帯びてきたぞ……
なんだかんだで葵さんは覚醒した紗夜か完全回復した美海がパパッと片付けてくれると思いますまる
ワールド・エンドが解決するのかどうか、結構ラストが気になりますね。
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