【アニメ】「アンジュ・ヴィエルジュ」感想&考察 第12話「私は、あなたと進化する―」(最終回)
アニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」第12話の感想・考察です(・∀・)ノ
記事担当:KT
※注意※
当ブログはアンジュ・ヴィエルジュ公認サークルのブログですが、
アンジュをヨイショしたりはしません。
多分に偏見のある一個人が感想を述べているに過ぎないことを承知の上、閲覧下さい。
また、新規向けではなく既存プレイヤー向けの記事になっています。
感想考察記事
第11話「残された可能性」←前
第12話「私は、あなたと進化する―」
脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|
高山カツヒコ | 田村正文 | 田村正文 | 橋本真希 井嶋けい子 飯泉俊臣 千葉孝幸 原友樹 向川原憲 |
滝本祥子 |
●忙しい人向けの3行解説
1.風呂シーン瀕死ながらも続投(3秒)
2.ノーふぁぼで絶望
3.1ふぁぼエンド
振り返り&ツッコミ
♪~ポンポコポンポンポンポコポンポン~♪
紗夜(ナレ)「この宇宙には5つの世界があった」
以下略
今まで様々な「オープニングナレーションのある作品」と比較してきましたが、やはりアンジュのOPナレの長さは群を抜いてましたね。
それだけ細かい設定の多い作品だから当然ちゃあ当然ですけどね(汗
ステラ「闇堕ち!?」
アルマリア「どうして?」
ナイア「まさか、あの時――」
エルエル「御影先輩だ」
美海は葵との接触によって再度闇堕ちした模様
クララ「御影先輩!大丈夫ですか、御怪我は無いですか?」
葵「私は心配ない。それより、日向美海が……」
5人がかりで相手をするが、美海にはまったく歯が立たない
やはり葵との戦闘で伝染(?)したみたいですね。
やろうと思えば、治りかけ相手なら数秒身体に触れるだけで再洗脳できるとかウロボロスかなり優秀ですな。
そして、それに速攻で気付くUC組もすごい。……というか、「成長」した証でしょうか。
なぜクララが前線にいたのかは不明だけど、一番最初の美海の時以来ですね、裸の奴に服着せてあげたのは。
ミハイル「くっ、万事休すか!?」
カレン「私たちのメモリーから、闇堕ちの記録を再解析致します」
セニア「敵のオペレーションアルゴリズムが分かるかもしれません」
ユーフィリア「10-4」
ミハイル「アウロラ?何を」
アウロラ「まだ出来ることがあります」
ルビー「そういうこと。後は任せたわよ」
ルビー先輩ついに戦うんスか!!!
設定画の段階から制服で、もうアニメでは一生オペ子かと思ってましたよ先輩!!!
戦闘服は着るんですか?!?!妖精ですか巫女ですか?!?!
ユーフィリアは、序盤こそ近未来兵器との連携があったけど、中盤以降はひたすら演算するスパコンに成り下がってましたね。
でも作中での重要度は相当上です。
タケノコの周囲に突如現れる大量のタコボロス
ステラ「増援部隊!?」
アウロラ「諦めてはいけません!絶対守護を再構築します!」
ルビー「この世界は、私たちが守るんだから!」
中ボスは初回登場時は強そうに見えるのに、ラストあたりで大量に出てくると小物感しかないのは定番ですね。
イリス倒した後のギャオスの群れのような絶望感は、タコボロスにはありませんね(あったらむしろ怖い
そしてルビーのドスコイ魔弾砲。
マジでDBみたいにな動きでワロタ。
苦戦するUC組
葵「く……私も……」
クララ「駄目です!」
αドライバーが封印されていてもリンクは次元断層を越えられることに気付いた青蘭島司令部
ミハイルが駆け付け、リンク送信塔にドリキャスを繋げる
クララ「何をするんですか?」
ミハイル「リンクだ。αドライバーからではなく、プログレス側から」
ミハイルたちの元へ触手が
ミハイル「舐めるな!これでも私はSRだぁ!!」
ミハイル「リバース・リンク、エンゲージ!」
初見勢「ミハイルさんプログレスだったのぉ!!??」
って、絶対なってる。
しかし、ミハイルもSRクラスとは驚きですね。
初期からいるキャラですが、戦闘能力自体はそこまで高くないと勝手に思ってました(ごめんねミハイル
でも、冷静に考えてもSRだよ?
第1話で紗夜を圧倒していた葵さんと同等レベルだよ?
強くね?
そしてゲームギアの次はドリキャスか。
スポンサーがSEGAだから仕方ないね☆
アンジュ勢の中にも、パッと見てこれらの機械が分からない世代がいたりするのだろうか……
このシーンのお気に入りは、Cクラスのクララが葵を触手から守ろうと盾になっているところ。
しかも前線経験ほぼ皆無のはずなのに襲いくる触手相手に「目を閉じない」という勇敢っぷり。
リバース・リンクにより、封印中の天音の意識の中に入る紗夜
紗夜「ここは、どこ……?」
紗夜「あれは……天音!?」天音の回想
天音「私はいつも孤独だった」
ノーRT、ノーふぁぼの天音
天音「αドライバーの私には、プログレスの気持ちは分からない」
紗夜「それでも十分だよ!分からなくてもいいの!天音は神様じゃないんだから!」紗夜「アルマは天音が妹になってくれたことで、不安を乗り越えることが出来たって」
紗夜「エルエルは天音を、どんなことでも言い合える親友だって」
紗夜「ステラは、自分を心配してくれる大切なママだって」
紗夜「ナイアは、天音を良い指揮官だって信頼してる」
紗夜「そして私は、天音を信じてる」
紗夜「だから、お願い、帰ってきて!天音ーーー!!」
自分のツイートがRT無しふぁぼ無しだからって孤独は言い過ぎだよ天音……
本当の孤独は、まず仮初のグループにすら所属できないよ……(遠い目
ちなみに今回の風呂シーンは、このエルエルの回想シーンに出てきた分のみとなっております。
???「風呂アニメの最終回で風呂シーン無しなど……とんだ面汚しよ」
封印を打ち破る天音
天音「とぉおぉりゃぁぁぁああああ!!!」
一同「天音!!」
天音「それじゃあいくよー!エクシード・リンク!」
クララ「UCからEXRに!?いきなりそんな!」
紗夜が両剣(双頭刃式)になるのとナイアが両手アヴェンジェリアになるのは予想通りすぎてビックリです。
むしろ妄想が現実になった感じ(笑
そういえば、司令部のプログレスたちは専属のαドライバーはいるんでしょうかね。
美海や葵たちにはそれぞれいると捉えられる描写がありましたけど、普段からブルーミングバトルに参加しない勢は、果たしてどうでしょうか。
というかUC勢が一気にEXRクラスになった描写は、強さ関係重視勢からしたら憤慨ものでしょうね(笑
「結局毎回気合いで格上のEXR倒してるし、アルドラ戻った瞬間にEXRに昇格とかどういうことだよ!」と言われても、まま仕方ない部分はありますね。
そもそもアンジュの力関係なんて原作からあって無いようなものですが、「だったら無理に強さを表記しなくていいだろ」と言われてしまえばそれまでですね^^;
まぁ「強敵を倒しました感」を手っ取り早く感じられる手垢の付いた手法なので仕方ないです。
初見の人は紗夜たち以外のキャラの強さ関係がイマイチ分からないだろうし、そういう人たち向けに「美海やアウロラが一番強い部類ですよ~」と伝えるためでもありますね。
紗夜単身で美海を倒す
紗夜「日向先輩ーーー!!!」
美海「葵ちゃん……ごめん」
葵「何も言うな。分かってる」
集結する先輩プログレスたち
紗夜「私はプログレス、蒼月紗夜。私が、私であることが、最大の可能性なんだ!」
葵「まさか、あの子たちが世界を救うとはね」
美海「でも、不思議じゃないよ。だって、みんな絆を取り戻したから」
葵「……そうね」
天音「おかえり!」
5人「おかえり!」
ソレゾレガヨービアッテーメーザメダスー
どっちも「おかえり」ってどういうことスか。
Cパート
ふぁぼを貰って喜ぶ天音END
最後の最後を回想シーンで〆るというのは、アニメ作品でも結構珍しいパターンだと思います。
KTは1つのセリフから登場人物の心情や伏線、場面から精神状態を読み取るタイプの考察は全然できないんですが、最後にこの天音の回想を入れた意図は、天音が「孤独ではない」と感じた瞬間が過去にもあり、それを封印状態だった天音は故意に自分の記憶から消していて、それが紗夜たちによって解放されたことで孤独ではない自分を思い出した――と考えてます。
まぁ受け取り方はたくさんあるでしょうね。
しっかし、ふぁぼエンドかぁ……
アンジュは第1話から最終回まで、なかなかに挑戦的なアニメ作品だったと思います。
エンディング
一原:13人
二原:1人+外注
最終回だというのに少数精鋭ですね。
感想・考察
最終回なので特に考察は無いです。
感想
風呂シーン
1話 | 12分 |
2話 | 2分20秒 |
3話 | 2分20秒 |
4話 | 49秒 |
5話 | 4分8秒 |
6話 | 2分27秒 |
7話 | 3分37秒 |
8話 | 2分58秒 |
9話 | 2分 |
10話 | 4分15秒 |
11話 | 1分50秒 |
12話 | 3秒 |
累計38分8秒
今回はエルエルの回想及びエンドカードしか風呂シーンはありませんでした。
個人的にはBパートまるまる風呂かとも予想したんですけどね(笑)
最終回を終えて。
まずは制作スタッフさんお疲れ様でした。
特に田村監督の激務っぷりは氏のTwitterを見るに明らかでした。
「作りたいものが作れない」
などの制作上の規制や上からの細かい指示を匂わす呟きや、
「今から溶けた原画を全修正です」
などの制作上のトラブル、厳しい環境が窺い知れます。
2つ目の発言はかなり終盤にしており、11話と12話に田村監督が原画で参加している状態から、必死に原画修正をしていたのだと思います。
大々的な作画崩壊も無く無事完走できたのは、途中で腱鞘炎になりながらも頑張って作業を続けた田村監督をはじめとする制作スタッフの方々の尽力があったからです。
改めて、お疲れ様でした!!!
これからは円盤修正などの作業があると思いますが、こちらも楽しみにしておりますm(_ _)m
さて、ここからは作品の中身について。
まずは、甘めでも厳しめでもなく、率直なKT個人の感想をば。
・青蘭学園(風呂・司令部以外)の描写が無いのは不満
・他の一般生徒(モブ)描写が一切無いので組織を意識しづらい
・3話までのアップテンポに比べて4話以降の各世界編が冗長過ぎ
・紗夜の回想シーンなどでの「特別」への動機付け不足
・戦闘シーンでの緊迫感の薄いダメージ描写(ほぼ痛がらない)&爆発頼り
・白の世界や技術描写での専門用語のみで構成された「本質が理解しにくい」説明
・αドライバーとのリンクという醍醐味を放置し続けた3話~11話
・カレンニアとかいう謎の新キャラ
・結局覚醒しなかったタケノコアビス
・BGMは耳に残りやすく、使われた場面を想起できる良い使われ方だった
・戦闘シーンは要所要所で良かった
・闇堕ちさせて「美少女VS美少女」の構図にしたのは良かった
まぁ細かいところは本当に個人の好みなのでいいとして、全体的に気になったのはやはり中身の薄さ。
登場人物が多いので細か~い心理描写や過去描写は元々無理だが、それにしても各世界編は退屈だった。
闇堕ちした先輩に煽られてトラウマ刺激or実力不足を痛感して、天音との回想→気合いでEXRを倒す
という流れを毎回やられていては、キャラが違うだけしか見所が無い。
2話で早々にαドライバーを封印されたのは面白い(やってほしかった)展開ではあるが、その後最終回までずーっとアルドラとのリンク無しでは、「これアンジュである必要あるのかな?」と感じてしまう。
まぁ端的に言えば2話3話の内容で、テンポを落ち着かせて全話やってくれれば大満足でした。
そして。
ここまでは個人的な感想で、アニメをアンジュのメディア展開のひとつ考えた上での評価は……
たいへんよろしかったです。
そもそも、原作の設定からして扱いづらいαフィールドやらリンクやらの設定があり、もうアニメ化って聞いてもコケる要素しか無かったわけですが、黒歴史化しないで済んだのは本当に素晴らしいと思います。
A:女の子が可愛ければいい勢(6割)
4割→可愛かったから良し
1割→アニメのキャラデザが気に食わない
1割→推しプログレスが出てないからクソ
B:作品として内容を重視する勢(4割)
3割→中身無さすぎ
1割→まぁアンジュだから(割り切り
おおまかな既存ファンからの評価は上記のような感じだと(勝手に)解釈してます。
なんだかんだ良い評価も悪い評価も半々くらいだったかな、という印象で、これなら「黒歴史」ではないと十分に言えますね。
初見勢へのインパクトとして「風呂アニメ」という確固たる地位を確立できたのも、セールス面では大変素晴らしいと思います。
やや日本人に好まれるようなフェチズムに欠けた記号的なエロス表現ではあった気もしますが、どっちにろ話題性は結構高かったので良かったかと。
むしろ、アニメアンジュが受け入れられない人ほど新規ではなく既存ファンの割合が多いでしょうね。
円盤の売り上げはまだ分かりませんが、TCGやアプリを拝見してもアニメから始めた新規勢はかなり多く、「アニメ効果」は十分に実感できます。
ということで、長いようで短いアンジュアニメレビューでしたが、最後に総評を(勝手に)まとめると、
質はともかく女の子は可愛かったし風呂アニメだし、よくやった!
ということで。
では皆さん、円盤の予約は済ませたでしょうか?
TCG勢は買うことを強いられてますが、サントラや特典冊子も付くので是非この機会に!
それでは、お付き合いありがとうございました(・ω・)ノ
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